1920年代のフランス。
エマイユ（七宝）でていねいに仕上げられた、花のブローチです。

南フランスのアンティークジュエリー専門のディーラーさんから譲り受けました。

一枚一枚立ち上がる花弁と、
光を柔らかく受け止める乳白色のエナメル。
小ぶりでありながら、たしかな存在感があります。
1920年代のフランスでは、手作業で何層にも焼き重ねる、色を塗るのではなく封じ込めるという、とても手間のかかる技法が主流でした。
このブローチは、乳白色の花弁の質感がとても上品です。

そしてまた、1920年代の優れたブローチの条件は、
横から見ても美しい
光と影が生まれる、というものでした。この作品はまさにそれ。装身具というより小さなオブジェに近い感覚です。

甘くなりすぎない色使いは、
大人の装いに静かな華やぎを添えてくれます。
クラシックで知的。50代以降の女性に似合う花、だと思います。

縦約５cm。
身につけるたびに、手仕事の美しさを感じられる１点です。

ジャケットの襟、
コートの襟、
ニットの胸元
などに。
とても軽いです。

ブローチ１点の価格です。

◉サイズ　幅40X縦52㎜　 厚み10㎜
◉重さ　7g

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