南仏プロヴァンスのシャンブルドット「ヴィラモンローズ」のセレクトショップです。現在、期間限定販売となっています
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2025/07/05 19:37
こんにちは。南フランスで宿を営みながら、日々の暮らしの中で見つけたちょっとときめく雑貨をご紹介している町田陽子です。
夏の強い日差しのなかでも、どこか凛とした空気を纏っているガラスのブロカントたち。
今回は、日常にすっと溶け込む涼やかなガラスアイテムをいくつかご紹介したいと思います。

たとえば、窓際のテーブルに置いた1950年頃の吹きガラスのカラフ。
ベランダの花を一輪挿すだけで、なんでもない日が特別に感じられます。
光にあたると、吹きガラスならではの揺らぎが感じられて、昔このガラスを作った職人さんのことに想いを馳せてみたり。
部屋の中から見るその様子は、まるで夏の光を閉じ込めた器のようです。
そして、クリスタルの吹きガラスの美しいグラス。やはりこちらも1950年頃のもの。朝の目覚めのジュースや、アペリティフの冷えた白ワインにもぴったりな大きさで、クリスタルの美しい響きが涼を運んでくれます。冷たいデザートを盛っても◎。

小さめのクリスタルのリキュールグラスは、窓辺などに2つ並べて野の花やグリーンをさりげなく飾っても、とても素敵です。このかわいさは、複数並べることで際立ちます。散歩の途中に見つけた草花でいいのです。それが日常になれば、散歩に行く楽しみができますし、名前を知らない花の名前を調べてみたくなったり、季節の移ろいに敏感になったりもします。つまり、毎日の暮らしが少し豊かになってきます。

また、透明感と存在感を兼ね揃えたガラスのコンポティエ(脚つき皿)は、お菓子をのせるだけで、まるでカフェのような時間を演出してくれます。
「大げさすぎない、でもちょっと特別」そんな気持ちにしてくれます。」

暑い日でも、ガラスの雑貨が視界に入るだけで、空気が少し澄んだ気がしませんか?
どれも骨董品というより、暮らしのなかで気軽に楽しめる、フランスの古道具(ブロカント)。
大切にしすぎず、毎日どんどん使って、夏を彩ってもらえたらうれしいです。
ほてった体を冷やしてくれる飲みもの、朝の光、夏の庭。
そんな日常のワンシーンと一緒に、ガラスのブロカントを楽しんでいただけますように。
アンティークのリキュールグラスに
ウニのムースを入れたら、おもてなしアペロのできあがり
