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2025/10/12 15:33

🕊 Villa Montroseに「Mode」が生まれました
― 南仏から届いた、小さなモードの記憶 ―
アンティークの食器やブロカント雑貨と並んで、もうひとつ、私がずっと惹かれてきたものがあります。
それは、パリや南仏の蚤の市で出会う、時を超えた小さなモード。
1950〜60年代のフランス。
ディオールやバレンシアガの黄金期に、女性たちはブローチや手袋で「日常の中のエレガンス」を纏っていました。
Villa Montroseの新カテゴリー「Mode」は、そんな “時代の香り” を今に伝える小さなコレクションです。
💍 Mode ancienne
― フランスの古き良きモードを今に ―
今回ご紹介するのは、いずれも1950〜60年代にパリやミュンヘンで作られた一点もの。
当時のオートクチュールを支えた職人たちの手による、小さな芸術品のようなジュエリーです。
🌿 Christian Diorの1950年代グローブ
繊細なパンチングが施された柔らかなレザー。
オートクチュール時代のディオールの美意識をそのまま映した、気品ある一双。
💠 Grosse製ブローチ(for Dior期 / 1958年頃)
白のエマイユのニュアンスが交差する、静かな構築美。
この時代、ドイツの名工房「Henkel & Grosse」はChristian Diorのコスチュームジュエリーを手がけていました。
今回のブローチに刻まれた “© Grosse Germany” の刻印は、まさにその時代を生きた証。
Diorのための作品と同じ職人・同じ技術から生まれた自社名義の逸品です。
🌸 Grosseリーフブローチ(1962年)
優美な曲線を描く金色の葉。
細密なエングレーヴィングが光を受けてやわらかく輝きます。
力強さと上品さを兼ね備えたデザインは、Grosseならでは。
🔴 pâte de verre ブローチ(1950〜60年代)
ターコイズと黒が旋律を奏でるような、小さな渦形のブローチ。
光を受けるたびに表情を変え、まるで南仏の空を閉じ込めたようなブルーが印象的です。
❤️ pâte de verre ロングブローチ(1950〜60年代)
深紅とターコイズの大胆な組み合わせ、揺れるシルエット。
南仏の陽射しとパリのエスプリを併せ持つ、まさに“モードの彫刻”とも言える一点です。
🕯 南仏の空気をまとって
Villa Montroseの「Mode」は、
華やかだけれど、どこか優しく、日常に溶けこむアクセサリーたち。
お気に入りのシャツやワンピースに、
そっと留めるだけで不思議と背筋が伸びて、今日という日が少し特別に感じられる――そんな存在です。
🛍 あなたの暮らしに、ひとつのモードを
南仏プロヴァンスから、日々の暮らしに寄り添うアンティークと小さな贅沢をお届けします。
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